夏を惜しみながら

暑さ寒さも彼岸までといいますが、すっかり朝夕は冷え込んできました。
季節は、とっくに夏は終わり、秋が足音を立てて、そこに来ています。
平戸でも、秋の草花が咲き始めていますが、あと少し夏の花を紹介します。

最初の花はニシノハマカンゾウ(西浜萱草)。
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ユリ科の多年草で、尾瀬などで咲き誇るニッコウキスゲの仲間。平戸では7~8月に海岸近くの岩場などでよく見かける花です。朝、オレンジ色を帯びた黄色の大きな花を開き、夕方には萎みます。一つの花は1日しか持ちません。

次の花はキスゲ(黄菅)。

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これもユリ科の多年草。これも平戸ではニシノハマカンゾウと同じような環境、海岸近くの草地に咲きます。ニシノハマカンゾウとの違いは、花の色が黄色(レモンイエロー)でオレンジ色を帯びないことと、この花は夕方に花を開き次の日の午前には萎んでしまうことです。
夕方に花を開くので別名ユウスゲ(夕菅)。

2014-09-20 | Posted in 平戸歳時記Comments Closed 

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