希少で貴重な「キエビネ」

今回はキエビネとエビネをご紹介します。

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キエビネはラン科の多年草で、花が美しいこともあって非常に人気の高い野生ランです。

4月下旬~5月上旬、木々の新緑が眩しさを増す頃、薄暗い森の中にあってキエビネが黄金色の光を放つように華やかな黄色い花を咲かせます。

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非常に豪華さを感じさせる花のせいか盗掘が横行し、一時期(1970年代から1980年代にかけて)人の目に触れるようなところからは姿を消してしまいました。そしてやっと最近になって復活の兆しが見え始めたようです。それでも以前の状態には程遠いように思います。これからも平戸の財産として守っていきたいものです。

このキエビネと同じ頃、エビネも花を開きます。花の大きさはキエビネより少し小型ですが、花の色に様々な変化があってこれも美しい花です。

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2015-06-03 | Posted in 平戸歳時記Comments Closed 

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