平戸の秋の七草「マルバハギ」

今日ご紹介する秋の七草は、
「ハギ(萩)」です。

ただし、正式な和名で「ハギ」という名前の植物は存在せず、この「マルバハギ」(もしくはヤマハギ)が万葉集で詠まれているハギのこととされています。

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マルバハギはマメ科の落葉低木で山地の草原や林の縁、道路の法面などにも出現します。
「萩」という字は、「くさかんむり」に「秋」と書きますから、秋の草の代表のようなものです。

「萩」は万葉集でも多く歌に詠まれている植物で、その数は142首。秋の七草の中でも一番多いとされています。その人気の高さは万葉集にとどまらず、万葉集以外にも多くの詩歌や文芸に数多く現れていて、どうやら古くから日本人に親しまれていたようです。 花札にも秋の草花として登場ぐらいですしね。

2014-09-17 | Posted in 平戸歳時記Comments Closed 

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