川内峠の「キジムシロ」
平戸では草原の野焼きが終ると本格的な春が訪れます。
草木が焼焦げて黒々と見えるのはほんのしばらくの間。
すぐに春を告げるいろんな花々が顔を出します。
焼け残った草木の間から競うように花を咲かせます。
これはバラ科のキジムシロ。日当たりの良い草原に生育する多年草で、平戸では川内峠をはじめとしていろんな草地でみることができます。
和名のキジムシロ(雉莚)は葉が放射状に拡がり、その様子を草原に生息するキジが休息する莚にたとえたものとか。
ありふれた花ではありますが、早春、花が太陽の光を受けて黄金色に輝くさまは美しいものです。
2015-04-17 | Posted in 平戸歳時記 | Comments Closed